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走りながら打っていた為だろうか、所々間違いがあった。
(あたし!?あたしがむっつり…あいつ~)
キーンコーダン!!コーン..
チャイムとほぼ同時に律は教室の扉を勢いよく開けた。
「セーフッ!!」
律は自分の席に倒れこむようにして座った。
律の席は南千の隣。
「おい、むっつり女。」
「むっつ!?この…変態男!」
「はぁ!?意味わかんねぇ!」
二人の声はドンドン大きくなっていき、教室内に響き渡った。
「変態だから変態っつてんの!!それの何が分かんない訳!?」
「変態はお前だろ!」
そんな二人のケンカが続くなか、ある男子達がボソリとこう言った。
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