日常に一点の変化

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「だってりっちゃんが!!」 「りっちゃん言うな!!このバカ女!!」 「高校生にもなってケンカ何て…まだまだガキだな。お前等。」 千秋は微笑みながらサラリと酷い事を言った。 「酷っ…」 「いいからさっさと座れ。」 「先生!!席替えしようぜ!!俺こいつの隣嫌だ!!」 「黙れ。糞ガキ。」 微笑みながらそんな事を言う千秋に怯えない人はいないだろう。 そんな事を思いながら、南千は渋々席についた。 「それじゃ授業に入るぞー」 千秋の教科は数学。 南千は数学がもっとも嫌いだった。 その為、授業のほとんどを寝て過ごすか、もしくは外の景気を見ながらボーッとするかして過ごしている。
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