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「麻生さんが変な事聞くからでしょ!」
藍は雑巾でこぼれたお茶を吹きながら言った。
「その様子だといるんだー…まぁ大先生カッコイイもんね~」
「おだてても何にも出しませんよ」
「カッコイイってのは本心~」
「そりゃどーも。…ちょっと職員室に行ってきますから。大人しくしててください。」
「はぁい」
藍はそのまま職員室へ行ってしまった。
南千は保健室の天井を見つめながらゆっくりと瞼を下ろした。
「おい。」
と、声が聞こえる。
南千はそっと瞼を開く。
「よぉ。」
「……司乃!?何でここにっ」
「腹が減ったから。」
「ご飯つくっておいたじゃん」
「足りる訳ねぇだろ」
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