日常に一点の変化

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「だから血、吸いにきた。」 「ここ学校だよ!?もしも誰かに見られたりしたら。」 「大丈夫だ」 「それに制服が血だらけってのも…」 司乃はお構い無しに南千に近づいてくる。 制服のボタンを第二まで外し、勢い良く噛み付いた。 「いっ───!!!!」 噛みつかれたと言う感覚と血を吸われていると言う感覚が南千を襲う。 だんだん麻痺してるような気分に堕ちていく。 「司……乃っ!!」 南千は掠れたような声で名前を呼んだ。 司乃はふと我に返り、南千から放れた。 所々、ベットのシーツも南千の血で染められた。 いつもより多く血を吸われた為か、南千を目眩が襲った。
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