日常に一点の変化

14/17
前へ
/249ページ
次へ
「麻生さん…麻生さん!!」 「…ひ、ゆ?」 「起きてください」 「大先生…職員室から戻ってきたんだ。」 「何寝ぼけた事言ってんですか。もう放課後ですよ!放課後!!」 藍は窓を指差した。 窓の外は夕日でほんのり赤らめっていた。 「なんと!!…そんなに寝ちゃったんだ」 「なんとじゃないです、なんとじゃ…。全く…早く荷物を持って帰りなさい。」 藍はふぅっと息を吐きながら言った。 南千は何だか重くなったように感じる体をベットから起こし、上履きをはいた。 「何かまだ眠いー」 「寝過ぎですよ。」
/249ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8483人が本棚に入れています
本棚に追加