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「麻生さん…麻生さん!!」
「…ひ、ゆ?」
「起きてください」
「大先生…職員室から戻ってきたんだ。」
「何寝ぼけた事言ってんですか。もう放課後ですよ!放課後!!」
藍は窓を指差した。
窓の外は夕日でほんのり赤らめっていた。
「なんと!!…そんなに寝ちゃったんだ」
「なんとじゃないです、なんとじゃ…。全く…早く荷物を持って帰りなさい。」
藍はふぅっと息を吐きながら言った。
南千は何だか重くなったように感じる体をベットから起こし、上履きをはいた。
「何かまだ眠いー」
「寝過ぎですよ。」
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