ふってきたのは小悪魔?

7/14
前へ
/249ページ
次へ
「血が…」 「あ?」 「血が…止ま、らな…」 そう言いながら南千はそのまま気を失った。 「えっ!?おい!!」 南千が覚えてるのはここまで。 南千が再び目を覚ましたのはもう朝になっていた。 「──!!!?」 南千の直ぐ側には昨夜の男の子がいた。 「どっどうしよっ…」 南千はどうすべきか考え、そして慌てた。 ふと、白い物が目にうつった。 それは、手首に巻かれた包帯だった。 南千はそっと首元に指をやった。 首元にはガーゼがあてられている。 南千はそのガーゼの所を軽く押した。 「…痛くない…」
/249ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8483人が本棚に入れています
本棚に追加