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それは、愛しのお姉様御坂美琴に言い寄る(白井的には)自分の恋敵、海原光貴だった。
(まったく、馴れ馴れしく下の名前で呼ばないでほしいですの)
白井は海原の言葉にイラつきながらも、御坂美琴に対して誠実な態度は評価した。
「まあいいわ。貴方がどう思おうと、私の騎士になるんだから」
女性は海原に数歩近づき、じっと目を見る。そして自分では魅力的と思ってるだろう笑みを浮かべた。
「貴方は私の騎士よね?」
女性は、確信があるかのような自信に満ち溢れた声で問う。しかしそれは次の海原の返答で打ち砕かれた。
「何を言ってるんです?」
女性は激怒した。
「どうして!?どうして貴方は私の騎士にならないのよ!?……いいわ、もう。そんなに嫌なら殺してあげる。あのムカつく超電磁砲になんか、絶対にやらない!!」
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