想いのカタチ

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一方通行は『グループ』の隠れ家の一つにいた。 前の事件で大怪我をし、まだ全快ではない彼は、普段以上に重い体をソファーに横たえている。そばのテーブルには杖が立て掛けられていた。 「……ラストオーダー………」 唇が僅かに動き、想い人の名を紡ぐ。 自分がどれ程傷ついても尚守りたいと思う少女。眠っていても、彼は彼女を案じていた。
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