『グループ』ととある組織

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30分ほど経ち、土御門と海原も来た。結標の推測通り、一方通行は目を覚ます。 「呼び出しといて待たせるのかよォ。随分余裕だなァ」 起きて早々不機嫌全開(いつものことだが)の一方通行に、二人は(やはりいつものように)デフォルトの表情のまま切り返す。 「そう怒らないで下さいよ。呼び出しに関係する事で遅れたんですから」 「そーだぜい。不正確な情報は足枷にしか成らないにゃー」 「情報の裏を取ってたってこと?」 「そんな所だにゃー」 「で?一体何だッてんだァ?」 一方通行の問いを合図に四人は各々好きな場所に陣取り、話し合い(と呼べるかどうかは疑問だが)を始める。
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