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突如、世界中に化け物が溢れかえった。原因は不明、当時の人間は為す術無く化け物に蹂躙されていく。
しかし人間は強く、そんな中でも打開策を必死に練り上げていった。
そして漸く、この世界の中心とも称される大都市アルミナ。その研究室から『MC』が生まれた。
各地地の古代遺跡の探索で偶然発見した物だった。
このMCは大気中のマナを集め、様々な現象を起こすことができる。
しかし、そのまま使用すると、使用者が数秒と立たず気絶してしまう。これはMCによる副作用と考えられ、これを試行錯誤の末、抑制することに成功した。
しかしそれでも誰もが扱える訳ではなく、MCを使える数少ない者は『討伐者』と称された。
討伐者に狩られていく化け物。しかし一向に減る気配はない。故にこの化け物は『不死族』と俗称された。
年月を重ねる事に討伐者は増えるが、無残に散る者も多い。不死族の数は増えてはいないが減りもしない。
この様な膠着した状態が数年続いているのだった……
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