君の優しさが辛い

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昼間なら小さい子供たちで賑わうこの公園も、今は静かだ。 夜の公園。こんな時間に人がいるわけもなく。ましてやこの寒さだ、誰が好き好んでこんなところに来るだろう。 今の俺には好都合だけどな…。         言っても仕方の無いことだと、もう何度言い聞かせてきたか。   どうして気付かなかったのか、とか。 なんで相談してくれなかったのか、とか。   同じ学年になっても、何も変わらない。アイツはいつも何も言わない。     アイツには線がある。 自分に踏み込んで来ないように。 だから俺にも踏み込まない。 それは、すごくイタイよ…。     俺の知らない一年に、何があった? 俺には話す価値も無いんだろうか。 お前にとって俺は…ただ生意気なだけの後輩だった?   それでも、俺はアイツの側に居たい。
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