D18 *1.幸せの小鳥

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  「君の名前を決めてなかった」   どうでもいい事では あるのだが、校歌を歌う 『お気に入り』に 呼び名をつけて おきたいと感じた。 名前に執着しない 雲雀には珍しい現象 であるのは確かだが。   小鳥をじっと見つめは するものの、全く良い 名前の案が浮かばず。 名前に執着しないのだ から其れは当たり前。 それでも眉間に皺を 増やしただけという 雲雀は表情が欠落して いるようにも伺える。   「………。」   黄色いその色。 ふわふわしてるそれは みてるだけで 触りたくなる。   この色には 見覚えがある。  
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