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「君の名前を決めてなかった」
どうでもいい事では
あるのだが、校歌を歌う
『お気に入り』に
呼び名をつけて
おきたいと感じた。
名前に執着しない
雲雀には珍しい現象
であるのは確かだが。
小鳥をじっと見つめは
するものの、全く良い
名前の案が浮かばず。
名前に執着しないのだ
から其れは当たり前。
それでも眉間に皺を
増やしただけという
雲雀は表情が欠落して
いるようにも伺える。
「………。」
黄色いその色。
ふわふわしてるそれは
みてるだけで
触りたくなる。
この色には
見覚えがある。
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