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日露戦争の戦況は日本優勢のまま進み…
対したロシアの状況は悪化の一途をたどります。
日本海軍によって、バルチック艦隊が完膚なきまで撃滅されて一ヶ月後…
今度は黒海艦隊で大事件がおきました。
黒海艦隊所属の戦艦ポチョムキンで反乱が起こったのです。
乗船していた水兵達が暴動をおこし、将校全員を殺害した上…戦艦を乗っ取ってしまいます。
騒ぎはポチョムキン一艦で収まらず…
他の黒海艦隊の戦艦にも連鎖反応が起こり…
黒海艦隊全体が政府に反旗をひるがえすという事態に陥りました。
※戦艦ポチョムキンの反乱は白黒映画になってますね。
ニコライ二世はこんな緊急事態下にあっても…
自身のスケジュールは欠かさずに行っていました。
ひたひたと…
影のように忍びよる…
帝政崩壊の足音が、彼とその周辺の人々には…
全く聴こえてませんでした。
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