第一章…アナスタシアの産まれた時代と背景

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そうした浪費の極みとも言える生活を、ニコライもアレクサンドラも嫌っており… 二人は貴族達の晩餐会等には見向きもせず… 子供たちとの午後8時からの晩餐を楽しみにしていたみたいですね。 皇帝の晩餐というより、小市民の一家団らん的な夕食の時間を… ニコライ夫妻は好んでいたようです。 そんな環境のなかでアナスタシアは成長していきます。 ただ、彼女は大きくなっても依然として努力などあまりせず… 当たり前のように勉強をしなかったので、お世辞にも及第点をつけれる状態になく… 彼女付きの家庭教師達は両親への報告にいつも困っていたようです。 なぜなら…彼女が英語で書いた日記は、綴りが間違いだらけで… とても読めたものではなかったからです。 幼少時のアナスタシアは天衣無縫に… 生のままに育っていたみたいですね
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