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ニコライの父親である、アレクサンドル三世の治世下では、ロシア皇族達の統制はしっかりとれていました。
皇帝は絶対的な権力者であり、その威光は隅々まで行き届いていました。
何故なら…皇帝アレクサンドル三世が、
この者は皇族としてふさわしくない!
と断じたら…即、皇族としての権利を剥奪される訳ですから、必然的に皇族らしく振る舞おうとする訳です
彼の統治下での皇族達は、自分たちの行動や交際する相手の身元と素行には…
十二分に注意していたみたいです。
ほんの些細な…つまらない事で、生活基盤を奪われたら堪らないって事ですね。
では…ニコライの統治下では皇族の統制が取れていたのでしょうか?
答えは…NOですね。
皇族達は様々な要職についており…
特に父帝の兄弟達は、大公としてその権勢を振るい…
全てにおいて奔放に振る舞ってました。
ニコライの統治下での、皇帝の権威は無きに等しかったみたいです。
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