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ママは即座にツッコんだ。
「客じゃなくて男として聞いてるんよ?」
「えっ、今日初めて会ったばかりだし・・・」
「まだまだやわ、沙織ちゃん。男を見る目がないわ。私なんかな、この年で恋してるんやで?亡くなった旦那も初恋の相手だったわ。」
佑美はママに、
「モテなかっただけじゃないの?」
「うるさいわ!あんたもバツイチやないか?亡くなったのと別れたのとでは、天と地の差があるわ。私は、かっちゃん勧めるわ。あっ、ノブナガ見ないかん。帰るよ。沙織ちゃん、今日の給料置いてくわね。佑美、頼むで?」
ママは帰っていった。
呆然とする沙織に佑美は笑いながら、
「ママは、気にしないでね?いつもあんなんだから。ここの店ね、客と店員が付き合うの多いのよ。結婚した組もいるくらいよ。確かにママは相手を見る目は持ってるけど、強引な面もあるから困るのよね・・・」
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