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沙織は翌朝、バイト先のコンビニの店長に日曜日を休みにしてもらえるように頼んだ。裕也が日曜がいいと言っていたから合わせようと思ったのだ。
「店長、来週の日曜なんですが休みをとりたいんですが・・・いいですか?」
店長はシフト表を手に取り、しばらく考え込みながら沈黙の時間が流れる。
「ええよ?めずらしいな日曜に休みを取るなんて・・・ま、まさか彼氏できたん!?」
沙織は、やんわりと否定した。さっそく、昼休みに裕也に電話をかけようとした。携帯の操作ボタンを押す手が緊張で少し震えていた。
「もしもし、加藤さんですか?メロンの沙織です。」
裕也は予定が決まったのかなと思いながら、
「おっ初電話やね、沙織ちゃん。日曜、休み取れたかな?」
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