不思議の館

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外で寝ていた 雨粒を感じて薄目をあけた やけに明るい雨雲から雨粒が落ちて来る 激しくはないが、うっとうしい 頭までスッポリくるまって寝ようとしたが、薄い毛布一枚ではすぐに中まで通ってしまうだろう それに…… 隣りには風邪をひいて喘息発作を起こしている旦那がいた 熱もある このままでは命に関わると思い、なんとか旦那を連れて雨を凌げる寝場所を探しに歩いた
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