望まれぬ双子

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私は、その日から父や母の‘偽り’の優しさが嫌いになった。 服を買ってもらう。どこかレストランに連れていってもらう。そんなことが全くうれしくなかった。どうせ偽りなんだから、何もしてくれなくてもいいとさえ思うようになった。
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