プロローグ

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プロローグ

断ち切った世界の夢を見た。あの灰色の日々、父親が職を失い朝晩関係なく酒を飲み暴力を振るわれていた、母親は父親ともうやって行けないと言って俺を置いて家を出ていった、当時6歳の俺は6歳なりにこの現状を理解していたんだと思う。幸いに母親は通帳を俺に預けてくれた、母親は使い方も教えてくれた。 俺は父親から逃げる為に下ろした金で軍隊に入った、銃撃部隊に入り10年で大尉まで上りつめた。 指令を受け戦場を駆けた、だが指令は仲間の裏切りによって失敗し、俺は重症を負いながら逃げた、最後には追い詰められ肩をリボルバーで砕かれ崖から落ちた、これで最期だと思い目を閉じ、意識が薄れて行くと共に目を閉じた、目の前が真っ暗になり、気が付くとセリアと言う女の子の家のベッドで寝ていた。
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