第三章

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結局1日では終わらず、雑草の駆除は次の日も、そのまた次の日も続いた。 そして土で覆われたグラウンドが顔を出した時、隼斗達は次の作業へと移った。 グラウンドの凹凸を無くす作業だ。 水を撒き、ローラーをかけ、ブラシで土を均一にする作業を何度も何度も繰り返す。 グラウンドを平らにするのにも約3日程要した。 そしていよいよ練習を開始する。 しかし、相変わらずグラウンドに部員の姿は無い。 「今日で1週間 誰一人グラウンドに顔を出さないとはね・・・」 「まぁそう落ち込むなや それよりキャッチボールしようや、隼人 ワイはお前の本気の球が見てみた そんでその球を受けてみたいんや」 「わかった、やろう」 そうして隼斗達はキャッチボールを始めた。
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