第四章

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次の日、渉とグラウンドへ向かった隼斗だったが・・・いざグラウンドに着いてみると他の部員の姿は無かった。 暫く待っていれば来るかもしれないと思った隼斗達は二人だけでの練習を始めた。 と言ってもキャッチボール位しかできる事は無いのだが・・・。 渉がバッターボックスの後ろにしゃがみ込み、隼斗はマウンドから全力の投球をする。 「今日も球走ってんで!」 そう言って渉は隼斗の投げる球を受け止める。 1時間、そして2時間と待ってはみたが結局他の部員は誰も来なかった。 その後もこんな事が何日も続いた。
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