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俺は…誰なんだろう
零に聞いてからずっと気になっていた
昔の俺がどんな人間だったのか…
どんなことをして何を見てきたのか…
すべて知りたい。
「俺は…」
零「蓮は蓮だよ」
!?
零「昔の蓮がどうであろうと…今君はここにいる」
「…!!」
(そっか…そうだよな)
「俺は…紅音蓮。それ以上でも以下でもない！」
ﾊｲﾙ「それが貴様の答えなのか…」
精一杯自信を持った眼で返す。
ﾊｲﾙ「…くだらない。殺す気も失せたわ」
それだけ言うと踵を返し歩き出す。
零「一つ聞いてもいい？」
突然零が口を開く。
ﾊｲﾙは立ち止まる
零「昨日私達を襲った敵。あれは貴方じゃなかった」
ﾊｲﾙ「昨日？なんのことだ…」
零「やっぱり…」
「どういうことだ？昨日のは奴じゃなかったって言うのかよ!?」
零「多分…」
ﾊｲﾙ「…まさか。しかしそうとしか考えられんが…」
(？)
「おいっどういうことだよ!?」
ﾊｲﾙ「私は確認することができた。あっちには送ってやる」
「急にどういうことだ!?」
ﾊｲﾙ「見逃してやると言っているんだ。ありがたく思え」
(っ!?)
零「蓮、ここは言う通りにしよ？」
「…」
何でだ…いきなり見逃すなんて。
確認すること？
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