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「高いな~!すっごい遠くの山まで見渡せる!」
零「この世界はね、“ヴィスタピア”って呼ばれてるの。なんでもこの世界を作った神、“ヴィスター”にちなんで付けられたんだって♪」
「ヴィスタピア…か、綺麗なとこだな」
そう、世界は壮大且つ美しく…
神々しくさえ思えた。
「で、ところで“ここ”はどこだ?随分高い山みたいだけど…」
零「………」
返事がない。嫌な予感が蓮の胸を縛る。
「まさか…知らないとか?」
零「遭難しちゃった!…みたいだねぇ(^-^;」
やっぱり…;
「うぉおおーーい!!俺を帰してくれぇ!!暖かい毛布!美味しい飯!!気持ちいい風呂のある場所へ!!!!」
零「ま、まって!まだ野宿とは決まってないから!!」
慌てて落ち着かせようとするが、崖から見える町は遥か向こう…
少なくとも山を降りなければ辿り着けない。
「はぁ…まぁここにいてもしょうがないか。山降りるぞ」
そういうと零もうれしそうに頷く。
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