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「なんでお前はそんなにうれしそうなんだ?」
零「だってこういうの、面白くない?(笑)」
はぁ…
どうしようもなさそうだな
零「大丈夫!まだ日が高いし、日の暮れまでにはなんとかなるよ」
なんでこんなに能天気なんだ!?
「なんか…この会話で零のイメージが変わったよ(笑)」
零「え?」
…
山を下りながら異変に気付く。
「いるな」
零「そうだね」
すると木々の合間からたくさんのモンスターが出現した。
『グルルル…』
零「ウルフ系モンスター、数は20ってとこかな」
「多いな」
零「練習にはちょうどいいんじゃない?ハイルの時はいきなり過ぎてその刀使えなかったし」
そういえばそうだった。
ハイルとの戦いはほとんど記憶がないまま終わってたから…
「構えは…こうだったかな?」
とりあえず剣道の中段の構えをとる。
零「来るよ!!」
『ガァアア!!』
(え?
嘘だろ…)
ウルフの群れは一斉に襲いかかってきた。
本来、剣道は人と人の1対1を想定して作られたものだ。
相手が人であれば心を読むこともできるが、今回は初めての本能で動く獣が相手。
しかも複数である。
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