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畜生、悔しいが聖也には口じゃ勝てん…。
俺は話題を再び変える事にした。
「つかさ。午後選択じゃん?俺、暇になるから帰ろうと思ってんだけど…お前どうする?」
「お、口じゃ勝てないから逃げたな。さすが根性無し。」
「うん……………黙れ。」
本当、いちいちムカつくなコイツ。何でこんな性格でモテるんだよ、世の中不公平だよ…。
「何だよ、落ち込むなって。お前と遠山、顔の時点でもう釣り合ってないとか思ってないからさ。」
「お、お前なぁっ!!」
ガタンッ
あまりにムカつく事ばかりを言うので一発ぶん殴ってやろうと立ち上がった。
…………ん?
「はゎっ!?きゃっ!?」
「キモッ。」
聖也が露骨に嫌そうな顔をする。そんな聖也に回し蹴りをくらわし、俺はある一点を見つめた。
る…
瑠琉香ちゃんがこっち見てる!!
「せっ聖也!やべえよ、瑠琉香ちゃんが俺の事見てるっ!」
うわー…可愛いなぁ…。
「お前がアホ面だからじゃね?」
あっはっは。
殺すぞ、お前。
軽く聖也に殺意を覚えたが、瑠琉香ちゃんが俺を見てる&目があったという出来事に俺は舞い上がった。
おっしゃー。
絶対、告白するぜっ。
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