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この事があってから、私は、自分がクラスメートと違う事に気付き始める。
クラスメートの女の子は、ピンクや赤のゴムで髪を綺麗に結んでいる。
でも私は…ボサボサの髪、お母さんがハサミで切ってくれる、斜めに曲がった前髪。
鉛筆、筆箱にも、友達と同じような、可愛いキャラクターは付いてなかった。
そして、私は仲間外れに合うようになったんだ。
「桃チャン…何か変だから…
一緒に遊べな~い!」
私の周りから、友達が居なくなった。
《私…変なんだ…だから…誰も私と遊んでくれない…んだ…》
あんなに楽しかった学校が、苦痛の場所に変わるまでに、時間はかからなかった…
学校も…
家も…
私には、ただ生きて行く為だけの場所。
家で、雨風を凌ぎ…
学校では、栄養と教育を貰ってた。
《何も楽しい事はない》
そう割り切り、諦めれば、私の苦痛は少し和らいだんだ。
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