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第一章「事の始まり」
プロローグ
今から遥か昔……
表世界と裏世界が一つだった時代
邪悪なる総括者
アンリ・マンユこと抜け殻クリファと
善の最高神
アフラ・マズダこと
ライト軍第一師団師団長ラルカルフィ・サンバード大将の
世界をわけるほど大規模な戦いがあった
ラルカルフィ・サンバードは抜け殻クリファに対抗するためのライト軍に入った後、誰も見たことのない魔法で10人の悪魔達を次々に封印し、26という若さで軍の大将へと登りつめたのである。
彼の使った33個(炎、氷、水、雷、風、土、金、木、光、闇属性3つと無属性3つ)の魔法は以後、プラネットト系魔法と呼ばれる様になった。
彼が全属性を自由に扱えるのは二の腕につけていた闇のリングのおかげである。
このリングは異空間にいる神、ラーザ・ラスアテアより預かりし神具。抜け殻クリファに対抗するための最後の要である。
彼、ラルカルフィ・サンバードはこのリングと己自身の力を用いて抜け殻クリファと10人の悪魔を封印したのである。
聖……この世界における神はこの戦いで10人から5人にまで減り、彼自身もまたプラネット・テラという魔法を使用する代償として命を失った。
そして世界は表と裏の二つに別れ、裏世界に抜け殻の封印されている大樹『クリフォト』と悪魔達の監理していた街が表世界から裏世界へ移動した。
この戦いは後に『ラグナロク』と呼ばれ
長く語り継がれていった。
この物語は『ラグナロク』から
3000年後の現代のお話である。
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