あの日の運命の出逢い

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いつものように授業をふける。がその日は違った。1・2年の担任の渋間がやってきたのだった。渋間は中3の前に飛ばされた。山奥の分校に。 私と志田と太一を見て、「腐ったみかんはしょせん腐ったみかん!」 私はそう言われるのなれているはずだったのにその日は違った。 私は殴ってしまった。 1年ぶりに殴ってしまった。1年前は目つきが悪いでビンタをされて反射的に殴り返してしまった。その日から腐ったみかんと呼ばれるようになった。 私は殴ってしまった。私は担任の石山に押さえつけられるが振り払い私は鞄を持って学校を飛び出した。 当てもなく彷徨い、運悪く、1中の奴らに会ってしまった。 6対1じゃ、いくら強い私でも… フラフラになりながらなんとか勝つ。 私は痛い体を引きずりながら帰る。 彼氏に電話をする。 いつも喧嘩でボロボロになると彼氏に迎えに来て手当てしてもらう。さすがに喧嘩でボロボロなまま帰るとお母さんに怒られるからだ。 でもその時は連絡が着かなかった。
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