「第1話」敗北

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2007年3月 高校卒業をつい先日、卒業した俺に告げられた言葉は・・・・ 「専門学校の進学を諦めて下さい。」 一瞬、俺の思考回路が滞った・・・・ 今から、就職か・・・・ふざけるなよ。 もう、三月なんだぜ。就職口があるわけないだろ。 ましてや、俺は何も資格を持っていなかった。 なぜなら、資格習得の為に勉強しても、実らずじまいだった。 強いて言えば、漢字検定五級と英語検定五級しか、持っていなかった。 いわいる、世間体で言えば、地道な努力をしても、実らないタイプだ。 結局、専門学校に合格はしたものの、「合格破棄」という形で入学はできなかった。 余儀なく、アルバイトで金を稼ぎ、来年に入学することになった。つまり、浪人だ。 俺は求人情報誌に掲載されてあった。登録派遣会社に面接を受けた。
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