120人が本棚に入れています
本棚に追加
「キィィィィィ!!!!コノヤロー!!!」
モモタロスはウラタロスに掴み掛かった。
「わーい!ケンカだケンカだぁ!!」
二人の様子を近くで見ていた、紫の龍の姿をしている彼、リュウタロスは取っ組み合いのケンカをしている二人の間でわいわい騒いで喜んでいた。
「どスケベ亀がぁ!!」
モモタロスはウラタロスを突き飛ばす。よろけながらもウラタロスは体勢を保った。
「この暴力男!!」
ウラタロスは両手で突き飛ばし返した。
「もっとやれやれぇー☆」
リュウタロスは相変わらずはしゃいでいる。
「ええ加減にせぇ!!」
ゴチンッ
「はぅ…」
「いたっ…」
今まで眠っていた、金色の熊の姿をしたキンタロスは騒がしくなり起きた途端、二人の頭を掴み互いにぶつけた。
「ったく、ハナがおらんと騒がしくて困るわ!!」
キンタロスはまたいた場所に腕組をして座った。
「いでぇぇぇ…」
モモタロスは額を両手で抑えていた。
「うぅ…」
ウラタロスは右手で額を抑え、コーヒーの前に座った。
最初のコメントを投稿しよう!