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「僕はケンカしてないよ!!」
リュウタロスは両手を顔の前で振って否定した。
「へぇ~リュウタロス『は』ケンカしてないんだぁ~」
確信した目でモモタロスとウラタロスを見るハナ。モモタロスとウラタロスは更に鋭い目でリュウタロスを見た。
「僕は悪くないモーン!!」
そう言うと、リュウタロスはヘッドホンをしてその場を逃げた。
「さぁ~あんたたち二人はどうお仕置きしてあげようか?」
ハナは不敵な笑みを浮かべ、右手に力を込めた。
「勘弁してくれ!!」
「勘弁してよ!!」
二人の声が重なった。
ガラガラガラ
「はーい!お昼の時間でーす☆」
間を割って入るようにナオミは昼食を持ってきてテーブルに並べた。
「あら、もうそんな時間?」
ハナは椅子に座った。
「ふぅ。助かったゼ…」
モモタロスは呟くと椅子に座った。
「ナイスタイミングだよ。ナオミちゃん」
ウラタロスも呟いて行儀良く座った。
「今日は特製カレーパスタとビックプリンでーす!」
ナオミは並べながら言う。カレーにパスタが混ざった見た目は何とも言えない食べ物と、通常の五倍くらいの大きさのプリンが一人ひとりの前に並べられた。
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