第一話

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「なんかズルイよねぇ~一人でひと部屋使って!」 ウラタロスは頬杖をして言った。 「あんたがズルイって言えないでしょ!」 ハナは突っ込んだ。ウラタロスは軽く凹んでいる。 「ま、どっかの王様気取りみたいやからな!放っておきぃ!!」 キンタロスはパスタを食べる。 「鳥さん自由で良いよなぁ~」 リュウタロスは考えの方向が違かった。 「ヘッ、あんなの俺だって相手しねぇ!こっちからお断りだ!」 モモタロスはパスタをやけ食いした。 ガタガタ…ガタガタ…ガタガタ… その時、デンライナーの機体が小刻みに揺れ出した。 「なんだなんだ!?」 モモタロスを始め、みんながキョロキョロした。 「うひょー!!!?」 食堂の隅っこでチャーハンを食べていたオーナーは旗が倒れて悲鳴を上げていた。 「いつの間に!?」 ウラタロスがびっくりしてオーナーに聞いた。 「最初からです。」 スプーンを置ききながらオーナーは言った。 「「「「影薄っ!!!」」」」 その場にいる全員が突っ込んだ。 「それよりオーナー、この揺れは何ですか!?」 ハナが気を取り直して聞く。 「この揺れは恐らく…時間に歪みができて、何かが起こる余調に過ぎないでしょう…」 スローペースなオーナーの喋り方にじれったくなる一同。
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