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「現世、災いを招く」異端者審問では「僕は星を読むだけさ」冤罪は罪に
「枷を付け、火刑に処す」明日の事等はいい「あの人をどうか、一目」舞踏会の音が
冷めた薔薇と王冠、抱え微笑む
高い踵 踏み鳴らし 踊る音を聞いていたい 僕は生きて、そして貴方の手を取るさ
夜の窓辺で風が吹けば、風は嫉妬を月へ映し想いは残り香へ馳せ
目蓋の裏で細すぎる腰を今そっと引き寄せる
パパの言いつけを守らせはせぬ、時計の針まで飲み込んで「運命は、まるでドミノ」
黒猫の瞳に映る姿は、そう、一人遊戯のフィルム
「現世、闇を呼び寄せる」異端者審問では「月の死が灯りの終焉」もう、僅かな刻
冷めた螺旋階段、照らし導けあれは灯り そうさ悟り 高鳴る明日の死も 続く罪も 全て儚い一(ひと)の夢
月影の庭で舞うのさ、第二曲二拍アルマンド甚だしい者の為に
残月を見れない夜半の客を暖めてくれたら・・
小さな胡蝶の羽根の色は、セピアの中でも原色を息吹のない儘に保ち
黒鳥の片翼映る姿は、そう、人形遊戯のフィルム
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