短編小説集第⑥部

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この頃はまだ名前等なく兄弟達とおっぱいの取り合いで、毎日が戦争だった。     しかし、吾が輩達が産まれて約2週間が経つ頃、おっぱいの取り合いの戦争をしなくても、おっぱいに有り付ける様になっていたのだ。     俗に言う人懐っこい兄弟達がどんどん居なくなっていったからだ。   何があったかなんてさほど興味もない。   お陰で身体の一番小さかった吾が輩でも、おっぱいを独占出来る様になったから。
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