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― 鏡の世界 ―
反抗期も重なって、いつの間にかポーカーフェイスになり、恋愛についても悲観的である…‥
幼い頃は白馬に乗った王子さまが絶対に迎えに来ると信じていた…‥
だが、母親からは『男は頭の良い人と結婚しなさいね、心の広い器の大きい賢い人とね…‥』『離婚したい…‥ あんなのとなんで結婚しちゃったんだろ、騙された』
そんな事を頭に詰め込まれて育ってしまったのだ…‥ 結婚しても、すぐ離婚しちゃうんだょ
自分の将来をこれから考えなくちゃならない時期に、口論は絶えなかった…‥
枕は毎日涙で濡れていた…‥ 狭い6畳二間の2Kを5人での生活…‥
母もノイローゼになり毎日泣いていた
母や妹弟を守るのは私しかいないんだ…‥
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