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〔甘いお菓子はいかが?〕
「悟空、今日は何の日か知っていますか?」
「?今日って何かあるの?」
「えぇ、今日はバレンタインなんです。」
「バレンタイン?」
悟空は、キョトンとして八戒を見上げて聞いてきた。
「バレンタインって言うのはですね、好きな人やお世話になった人にチョコを上げる日なんですv」
大事な人にあげる日か…三蔵作っても食べてくれないだろうなぁ⤵
でも、せっかくのバレンタインんなんだし上げたいな。
「…空……悟空!」
「あ!ごめん」
「それでですね、これからバレンタインに向けて悟空と作ろうと思いまして…だから一緒に作りませんか?」
「作っても三蔵甘いの好きじゃないから食べてくれないよ(苦笑)」
「そんなことありませんよ。三蔵は、きっと悟空の作った物なら貰ってくれます。」
「…う‥ん」
「それでは、明日から始めますよ。」
「ありがと!じゃぁ、また明日な~」
タッタッタ…
キィ-パタン
「悟浄、いつまで隠れてるんですか?」
「いや~じゃましちゃ悪いと思ってwww」
「…まぁ良いですけど。さ、僕らも夕飯食べましょうか?」
「そだね🎵」
一方寺院では…………
三蔵は、執務に励んでいた。不機嫌オーラを出しながら。するとその時、足音が近づいて来た。あの足音は、悟空か…。
フッ
足音だけでわかるとは相当末期だな。
ッタッタ…バン!
「三蔵ただい…」パパン!
「いって~なにすんだよ!」
「入るときは、静かに入れって何回言えばいいんだ!」
う゛~
悟空は、涙目になりながら三蔵を見上げた。くっ…反則だろが!
「あ!三蔵、明日から悟浄の家に通うから。」
「悟浄の家にか?」
「うん!ちょっとやることができて」
三蔵は、しばらく考えたあと頷いた。
「わかった。」
それからというもの悟浄の家に悟空は入り浸っていたが、三蔵も最初は執務が進から気にしなかったがここ3日ほど悟空とは、飯の時間以外話すことも増してやあっちの方もごぶたさだ。
健全な男なら、好きな奴に触れないなんてどんなに屈辱か…。三蔵は、我慢の限界だ!
一度だけ、悟浄の家でなにしてるのか聞いたが答えない。三蔵も諦めていた。が三蔵は、今にでも押し倒したい衝動を理性で押し殺す。
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