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バレンタイン当日
「なぁ三蔵!今日は、午後から暇?」
「これを見てわからんのか?」
「あ…う…どうしてもダメ?」
頼むから、そんな目で見るな…
「はぁ~わかった、午後までには終わらせておく」
「ありがと!三蔵vそんじゃぁ、行ってくる」
「あぁ」
フッフフ~ン🎵
悟空は、悟浄の家につくまで終身笑顔だった。
バン!
「八戒来たよ!」
「あ~悟空、いらっしゃい。三蔵は、大丈夫でした?」
「うん!午後までには、仕事終わらせておくって言ってたよ⤴でも、機嫌が悪かった💧」
「そうですか。ならさっさと始めて三蔵の機嫌治してもらいましょうか?」
「うん」
夕日がでできたとき
「出来た~💕」
「悟空上手にできましたね。」
「うん!八戒のおかげだよありがとう」
キィ~
「出来たようだな」
「あ!悟浄お帰り。てか、なんで俺がチョコ作ってるの知ってるの?」
「八戒に聞いたんだよ。」
「ふ~ん」
「そんな事より三蔵との約束はいいのか?」
「あ💥忘れてた!」
「アララもう外もだいぶ暗くなってきたな。早く帰った方がいいんじゃないの?」ニヤニヤ
Σ( ̄□ ̄)!
「な…何でもっと早く言ってくれなかったの⁉」
「ハハハ…すいません。でも、今からならまだ間に合いますよ?」
「う…うん!そんじゃぁ、またね⤴」
と手を振りながら帰って行った。
「帰ったら大変だろうな」
「そうですね。ずっとほったらかしだったのにあんなのを貰ったら…」
悟浄と八戒は心の中で合唱した。
三蔵は、イライラがおさまらなかった。原因はわかっている、いつも五月蝿いくせに最近静かなのだ。それが、妙にもの足りない。
その時。
「ただいま~」悟空が帰ってきた。
「あれ?三蔵~いないの?」
辺りを見回し三蔵がいないので、探しに行こうと振り返ったとき、不意に人の気配を感じた。この気配は
「あ!さん…んっ…ふぅ」
不意に唇がふさがれたと思ったら、今度は貪るような濃厚なキスに悟空は、息が続かなかった。
「…はぁ…さん…‥ぞ」
悟空は、三蔵の胸を叩いた。
「何で遅かったんだ?」
悟空は、とろんとした目で
「あ…う‥えとね、三蔵に渡したいものがあるんだ」
悟空は、頬を染め下を向きながらもごもごと小さな声でしゃべった。
「……渡したいもの?」
「ぅ…うん‥実はこれなんだけど」
悟空は、ぎこちなくかわいくラッピングされた箱を渡した。
「開けて良いか?」と聞いたが開けようとしない。
どうしたんだろ?
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