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三井からの電話に出ている雅は、何やら難しい表情。
「会えたらしいよ」
雅は話が終わった後、キッチンにいる私に知らせる。
今日は朝食が作れた事に、少し満足感のある私は、雅にそんな結果なら、笑顔で知らせてほしいと思った。
「そうなんだ!よかった~!」
素直に手を合わせて叫んだ。
雅は私を見て笑うが、また真剣な顔に戻る。
そして私の近くに寄り、うしろから首筋に息をふきかけるように
「じゃ、親御さんに挨拶いかなきゃな」
「!!」
慌てて振り向く私に、にやりとする雅。
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