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ある車の中…
「三井くんとこは大丈夫なの?」
助手席の三井は
「実は今から…まぁ大丈夫でしょう」
その言葉を聞いた運転手は微笑み
「4人の事知ってる私としては、ひと安心かな」
「全く、雅のやつ、いいお義姉さんをもって…」
つばきは車の窓を開け、風をうけて、髪をなびかせた。
「大した事してないよ」
病院までつくと
「あ、ここで。それより体調はあれからいいんですか?外来に来てないでしょ。倫子が心配するから、定期的に来て下さいよ」
つばきは、困ったように笑い、ため息つきながら
「倫子の為に、行ってあげるよ」
三井は、口角をあげ、爽やかに微笑んだ後、車を降りた。
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