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「おいって!!」
「えっ…?」
少年は先ほどの犬の声で我にかえりました。
「名前聞いてんだから答えろよな!」
「えっあ…犬(けん)…」
「犬!?そのままじゃねぇか!!」
少年はむっとしました。犬に馬鹿にされ笑われるなど理解できませんでした。
「俺はレオ。よろしくな。」
「自分だってありきたりな名前じゃないか!」
「なっうっせぇよ!」
レオはこの町を縄張りにして暮らす野良犬でした。
この、レオとの出会いが
少年を大きく変えるきっかけになるのは…
もう少し先の話になります…。
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