一番大切なもの

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大和の後ろ姿をながめながら、龍之介が瑞希に忠告をする 「おまえ、やめとけよ、あいつは無理だって、ちょっかいだすんじゃねーぞ」 「あのねー、私、そー言われるとよけい、欲しくなるの!龍之介もしってるでしょ」 「はぁ?ばか、まじでやめとけ!」 「無理ー!!じゃあねっ」 瑞希は龍之介の忠告を無視して、席をたってその場からいなくなった 瑞希に呆れながら、話を聞いていた隼人は、呟く 「おい!瑞希ってくるみちゃんと同じ大学だよな?大丈夫か?」 「あぁ、大丈夫だろ、瑞希は四回生だし、、大学ったって広いんだから」 「だと、、いいけど」 隼人や龍之介は、大和とくるみが会ってない間も、二人と接触していた だけど、気をつかい、お互いに、くるみや、大和の話をする事を避けていた だから今回も、瑞希とくるみの接触に気をつかっていたのだった 龍之介が大丈夫だと言うから、少し、安心していたが、世の中の繋がりは狭いもので、くるみと瑞希が、接触していたなんて、この時はわからなかった
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