修学旅行

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―――小学6年生、秋 「とーもみっ」 「あっさやか!!」 席替えをして離れてしまった知美のところに行った。 「修学旅行一緒に行動しようね!!」 「あったり~まえ~!!」 知美とキャアキャア騒いでいたら肩を叩かれた。 「何??」 パッと振り返った目の前には正彦がいた。 正彦は幼稚園の頃から一緒だった。 春樹とも仲がいい。 でも、そのことを聞いた人のほとんどがびっくりする。 黒髪にメガネ、勉強もクラストップのがり勉君。 春樹とは正反対の子。 「あ!!正彦!!どうしたの??」 「春樹は??」 「知らな~い」 「そっか。ありがと!!」 「いいえ~」 あたしはまた知美と修学旅行の話をしていた。
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