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騎士団員にあれこれ指示を出している人物がこちらに気付き、近寄ってきた。
「ゲイル、カレンよく来たわね。もう聞いてるだろうけど"闇に属する者"がこの遺跡内部に潜んでいるみたい」
「ジュエルさん、私たちはどうしたらいいでしょうか?まだゲイルは学生だし、ましてあの"闇に属する者"が相手なら危険すぎます!」
するとジュエルは笑顔でゲイルを見ながら言った。
「わかってるわ。ゲイルとカレンは後方支援をお願い。戦闘になっても必ず遺跡に入らないように!怪我人の介護、補助に専念すること!以上よ」
そう言って配置等を指示し、部隊の方に歩いていった。
すかさずゲイルは大声で叫ぶ。
「母さーん!絶対に死ぬなよ!!
父さんにも伝えてくれー!」
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