眠りの森のお姫様

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ちぇ…ナンパじゃないのか。 まあこんな可愛い女が逆ナンする必要はないわな。 「それは嬉しいね。まぁ立ち話も何だし、座りながらゆっくり話を聞かせてよ」 俺は、ファミレスを親指で指しながら言った。 まぁ、勧誘やアンケートって感じには見えないし、大丈夫っしょ。 「それもそうね。でも私お金持ってないわよ」 ニコリともせず事務的に彼女は言う。 「え~!?俺もすっからかんだよ…、ん~じゃあ俺ん家来る?」 なんとなくノリで言ってみた。 「近いのか?」 “うん”と俺は頷いた。 「じゃあそうしよう!」 二言OKとは…、 まさかの自宅お持ち帰りだ。
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