目の前

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「ただいま~」 父さんだ、父さん父さん父さん父さん父さん父さん!!!!!母さんが!!! 『……ぁ、……あぁ…』 父「おや、梟どうしたんだい? ……あぁ、母さんね先やっちゃったんだ」 キッチンにある包丁を手に取った。 父「しょうがない。やりたくないんだけどねぇ。」 父さんが俺の肩を掴む。 父「ほら、ちゃんと握って。」 そう言うと梟に包丁を握らせる。 『と、父さん……母さんが……』 父「わかってるよ。今から私も逝くのだから。」 『っ、へぇ?』 父「まずは左足から―――――」    
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