真実

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「……何で梟はカナリゼアに行かなければならないんですか」 静かに重い口を開けた青年は梟の左手を強く握り締めた。 ただ何も言わずに俺は顔を俯す。 「この子に才能が潜んでいると判断したからです」 リガル「………保護者からの承諾…サインは、貰っています………」 『保護者って?』 おかしい。 両親は……事故で死んで、親戚なんかいないから今横にいる兄貴だけの筈。 「お前らの「ライカ……」……… まぁとにかくいるんだよ」    
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