アオヒゲアザラシ

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「響壱くん。」                   彼女に名前を呼ばれ、 彼女の方をそっと見る。              彼女が目をつぶった。               これは…。                    そうゆうことだよな?               良いってことだよな?               唇と唇のファーストタッチ…                世間で言う、 キッスだ!!                     やばい!! 唇が乾燥してきた!!                うあ~ぁ!!                    ………。                     よしっ!!                     俺だって男だ!!                  決める時は 決めてやるよ!!                  俺はマドンナの肩を 両手で掴んだ。                  「斎藤さん」                    彼女が目を開き、 俺の事を見つめる…                世界には二人しかいない…             本当にそう思える。                「響壱くん。」                   彼女がもう一度 目を閉じる。                   彼女の薄いピンク色した 唇が俺を呼んでる。                俺は彼女の唇に 顔を近づけた。                  シャンプーの良い香りがする。             神様ありがとう。                 GOAL~!!
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