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サソリ
『💢まぁ、いい。ちゃっちゃと始めるぞ。
まず、名前と年齢とこの店を選んだ理由を言え』
デイダラ
『名前はデイダラ、年齢は17才、志望動機は家から近いしちょうど仕事捜してたから、うん』
サソリ
『はい、ストップ!!
まず何故タメ語なんだよ!!敬語使えよ!俺のが二才年上なんだよ!』
デイダラ
『え゛⁉嘘だろ⁉』
サソリ
『て め え 殺 す ぞ…
んで…もう一つ気になってんだが必ず語尾につく『うん』は何なんだよ!?
それいらねーだろ!!なんか腹立つし!』
デイダラ
『えー…これオイラのチャームポイントなんすよ~
これがなかったらオイラがオイラじゃなくなる…うん』
サソリ
『そっそんな涙目で言うなよ!別に日本語喋るなとかそういうハイレベルなこと言ってる訳じゃねーだろ!』
デイダラ
『うん…じゃあいいよね?うん』
サソリ
『だぁー!分かったからその涙目やめろ!
なんか俺が虐めてるみたいでいたたまれねーよ!
んで何でタメ語に戻ってんだよ!』
デイダラ
『いやぁ…オイラやっぱ堅苦しいの苦手なんだよねー、うん
それにオイラが敬語なんか使ったらそれこそ日本語にならなくなるかもだしー』
サソリ
(なんか…こいつと話すと疲労感が来るのは何故だ
こういう糞ガキは即落ちさせたいとこだが…まぁ人手不足だしな。この際誰でもいいか)
『…もぅいい、好きにしろ。』
デイダラ
『好きにしろ…ってことは…ここで働いてもいいってことだよな!
サンキュー!!
えっと…(サソリの名札を見る)赤砂サソリ!』
サソリ
『ゴラァ!せめて呼び捨てはやめろ!
年下に呼び捨てされると腹立つ💢』
デイダラ
『じゃー………旦那で!』
サソリ
『何でだよ!!!』
こうして…サソリさんは少し変わったアルバイトを雇ったのであった。
あの面接はあまり意味がなかったと思ったのは私だけではあるまい。
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