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「お前そりゃあアイツが傷ついて可哀想じゃねぇだろ。
傷つけて悪者になった自分が可哀想で嫌なんだよ。」
「違う!本当に秀の顔とか見ると辛くて!」
「本当にアイツを思うなら望み通りに付き合ってやれよ。」
「だって、私は……功太が好きなんだよ?
付き合うなんて無理じゃん……。好きじゃないのに付き合うなんて今までと同じになっちゃうし。
」
「好きじゃないから付き合わないんだから自分のためじゃねぇか!
それは今までのお前の経験あってだからいいんだ!
ただな、傷つけたとかはやめろ!お前はそんなに上から見るような女か?
アイツを思うなら私には決まった相手がいるからごめんなさい!
みたいに開き直っとけ!まだ可愛げがあるわ!
アイツもまだ惨めな気分にゃならねぇだろ。」
そんなに泣くなよ、俺惨めじゃん?
秀の言葉がよみがえる
「そうだね、開き直るのは無理かもだけどもうそんな風には思うのやめる。」
うつむいた私に睦月は煙草を吸いながら言った
「よし!次の課題を教えてやる!」
「へ?だって前言わなかったじゃん。」
「気がむいた。次の課題は……………。」
次の課題は私にとってとても辛く簡単にはいかない事だった
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